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「笑う大天使(ミカエル)」 [映画(2006)]

笑う大天使(ミカエル)主演の上野樹里を始め、若手女優の有望株が多数出ているので観に行った。 原作は読んでいないので、予備知識は予告編のみであり、それを観る限りでは少女マンガをCGを駆使して見せている映画に興味が沸かなかった。はっきり言って出演者に魅力がなければ観なかっただろう作品である。

やはり映画の内容は思った通りで、現実味に欠ける展開過ぎて薄っぺらな印象。確かに超お嬢様が集まるミッションスクールは現実離れした世界で、そこに通うことになった普通の女の子という設定は面白いのだが、急に超能力が身についたり(またそこの見せ方が下手)、クライマックスのアクションまであまりに飛躍してしまうので、かえってしらけてしまった。

この映画の良い所は上野樹里のコメディエンヌとしての才能を再確認できたところか。特に今回は関西弁を使っているので、学校でお嬢様のフリをしている時とのギャップが大きくなって効果的であり、彼女も活き活きした演技をしている。それにアクションシーンも身のこなしが良く、きびきびした動きが決まっている。『女必殺拳』もできるかも?

しか~し、上野樹里は良かったが、他に期待していた『カナリア』が素晴らしかった谷村美月と『蝉しぐれ』やTVの『がんばっていきまっしょい』『ギャルサー』が良かった佐津川愛美は、2人揃って今まで観た中では最悪だった。生気のない演技で、全く良い所が無いまま終わってしまった。まぁ、別に彼女達じゃなくてもいいような役ではあるが、それにしても残念な出来。彼女達は今後の作品に期待しよう。

結論としては、多くの人にお薦めする映画ではないが、上野樹里ファンには楽しめる映画になっていると思う。

 


それにしても、この映画を観たのが7月16日の日曜日、3連休の中日で、場所は109シネマズMM横浜だったんだけど、とにかくどうしようもなく混んでいた。

劇場に着いたら人、人、人で、チケット売り場から並んでいる人でフロアは一杯になっており、さらに非常口の通路に列は伸び、階段を経て下の階まで続き、結局は先ほど通った玄関近くが最後尾であった。上映の10分前に到着したのだが、この列に並んだんじゃ到底次の回は間に合わない。観るの止めようかと思ったけど、せっかく来たのだから、次の回は諦めて大人しく最後尾に並んだ。非常通路・階段には冷房がついておらず、並んでいるだけで汗が滝のように流れてくる。近くに並んでいたどこかの子供は退屈して大騒ぎを始める。もう殆どディズニーランド状態で映画を観る気力も失せてくる。で、結局

『笑う大天使』のチケット買うだけで30分かかってしまった。

当然観たかった回には間に合わず、その次の時間まで待つことになった。

シネコンは経費を抑えるためか、チケット売り場や入場口を一箇所にすることで人件費とか節約しているのだが、何でもかんでも同じ場所にするから『笑う大天使』のようにそれ程混んでいない映画も『M:I:Ⅲ』『ポケモン』『アンパンマン』『日本沈没』等のヒット作と同じ扱いになってしまい、悠々と買える筈のチケットも時間に間に合わない羽目になってしまう。ここら辺のありかたとか一考する必要があるのでは?

で、これだけは言っておきたい

2度と行かんぞ! 109シネマズMM横浜!

まぁ、俺一人が言ったところで困んないだろうけどね。


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コメント 2

Ageha

映画を見たあとに原作を読んだんですが・・・。
宝塚で上演しそうな漫画やなと・・・。

なんていうかお嬢様学園のお話で
その中でもよりぬきの美少女を誘拐して売り飛ばすという話で
・・・だれもセレブにも美女にも見えんかったというのは。(爆)

原作では、誘拐の現場に居合わせたってことで
「毛色の違う羊3匹」として連れ去られるんですが
そこはこの3人のこと、水を得た魚のように
理科室で薬物混合のイタズラでもって得てしまった怪力を
ここぞとばかり使って暴れまくるという設定でした。
さすがに大魔神史緒(!)はなかったし、映画じゃ彼女らは
ファンタスティックフォーになってましたけど。

特撮班が、一番楽しんで やりたい放題だった気がしますが・・(笑)
by Ageha (2006-08-11 10:06) 

丹下段平

どうせ出鱈目やるなら、巨大化した時に火でも吹いてほしかったですね!
by 丹下段平 (2006-08-13 16:33) 

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