SSブログ

「ナチョ・リブレ 覆面の神様」 [映画(2006)]

秋になってから良い映画に多く当たるようになったが、どちらかと言うとシリアスタッチが多かったせいか、たまにはコメディでも観てスカッと笑いたいという気分になり、今だったら『ナチョ』でしょう、って事で安直にこの映画を選んだ。

だけど…

笑えなかった!

あまりにも捻りの無いギャグと安易なストーリー。ジャック・ブラックの個性だけに頼った工夫の無い演出。観ている途中であまりにもバカらしくなってしまい睡魔と闘うのに必死になってしまった。しかもクライマックスにこちらは眠気と格闘しているのだからどうしようもない。

物語は、教会の修道院で育ったナチョ(ジャック・ブラック)は今もそこに残り、料理係を任されている。教会は貧乏で、彼の後輩である孤児達に満足な食事も出してあげられない状況。そこに美人のシスターが赴任してきてナチョは彼女の虜になってしまう。一方、ナチョは街に食材を貰いに行ったが、浮浪者にそれを奪われてしまう。次の日の食事は過去最低。修道士になじられたナチョは一念発起し、昔からの憧れであるルチャドール(レスラー)を目指す。前に食事を奪われたやせた浮浪者(なぜこいつなんだ!?)をパートナーにして覆面レスラーとしてリングに上がる。一方、修道院にはレスリングをしているのは内緒であったが、それが遂にばれてしまい…。

とまぁ、こんな感じの展開なのだが、レスリングの練習とかに真剣味が無く、あまりナチョを応援したいという気持ちになれないのが致命的である。同じコメディタッチでも初期の頃のジャッキー・チェンの映画は修行する場面は物凄く、彼の強くなりたいという気持ちが伝わったものだが、こちらは本当にいただけない。しかもパートナーのヤセはアンガールズの右側の奴みたいで、本当に真剣にレスリングをやろうというのに、なんでこいつを選んだのか分からず、あまりにも安直な設定にやる気が感じられない。どうせ選ぶならもう少しちゃんとした理由(特技とか)があってほしかった。

神父がルチャリブレの選手という実話に目をつけたところまでは良かったけど、そこまでの映画で残念。


nice!(1)  コメント(2)  トラックバック(5) 
共通テーマ:映画

nice! 1

コメント 2

アートフル ドジャー

これって、スクール・オブ・ロックの人?でしたっけ、教会を救うネタの映画は以外にあるよね~。僕はS・ポワティエのやつが好きだけど・・・。
by アートフル ドジャー (2006-11-10 08:11) 

丹下段平

そうですね、その映画の人です。教会を救う話なら『ブルースブラザース』が好きです。あと、ウーピー・ゴールドバーグのシスターが頑張る話もあった記憶があります。テレビで何となく観たので記憶が曖昧ですが。
by 丹下段平 (2006-11-10 20:34) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:[必須]
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 5

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。