今年も映画賞の季節 [映画-雑記]
12月に入り、報知映画賞を皮切りにいろいろな映画賞が発表になる時期になった。因みに報知の作品賞は『フラガール』なんだそうな。まぁ、予想通りな結果。
実は上の文は昨年の12月5日に書いた記事の抜粋(→こちらをクリック)。今年は『フラガール』を『それでもボクはやってない』に換えれば通用してしまいそうである。
で、その記事の続きに僕の1979年から1982年までの私的邦画ベスト3を紹介してみた。そして一年越しにその続きをやろうってんだから、なんとも気の長い企画である。これも当時のノートからの引用なので、僕は未だ20歳くらいである。
では1982年から
2位 『蒲田行進曲』
3位 『オン・ザ・ロード』
『オン・ザ・ロード』を3位にするなんて、まだまだ若かったな、俺。公開は1位にした『転校生』の併映だったので、大満足な2本立てであった。キネ旬では『転校生』は3位、『蒲田行進曲』が1位、『オン・ザ・ロード』は20位で、2位は『さらば愛しき大地』。『さらば…』も面白かったのだが、前途ある(?)若者にとってはいささか暗い印象しか残さなかったのだ。
続けて1983年
2位 『家族ゲーム』
3位 『時をかける少女』
この年のベスト3は充実している! 『細雪』を1位にしたなんて、ちょっとは大人になったんだな、俺。キネ旬は1位『家族ゲーム』、2位『細雪』、3位『戦場のメリークリスマス』。『時をかける少女』は15位。『戦メリ』は凄く話題になったが、内容的には期待以下だった記憶がある。でも坂本龍一の音楽は印象的だった。
最後に1984年
2位 『Wの悲劇』
3位 『天国にいちばん近い島』
宮崎駿という監督を意識し始めたのはこの作品から。1979年に『ルパン三世 カリオストロの城』を1位にしたが、まだ監督までは意識していなかった。キネ旬では『ナウシカ』は7位、『W』は2位、『天国』は最低の69位。ちなみに1位が『お葬式』、3位は『瀬戸内少年野球団』。
改めて感じたのは毎年大林宣彦監督作品を入れていること。この頃は大林監督信者だったようだ。日本映画はこの時期を境に等身大の作品が主流になっていく。その転換期とも言える時代の旗頭が大林監督であった気がする。ファンタジーでありながら作品が凄く身近に感じられたのだ。
では、この続きはまた来年の12月5日をお楽しみに!
コメント 0