「ハレンチ学園」 [映画-DVD]
それは僕が小学生になったばかりの頃の話。同級生のMは「それ」の名手として周囲の男子から一目置かれた存在だった。いや、「それ」は大した技術が必要ということはなかったのだが、勇気と言うか、思いっきりが必要なことではあった。「それ」をやってしまうには、まだ10歳に満たない時分であっても、後々のことを考えてしまうと、やりたくても手を出しにくい行為であったのだ。しかし身近にMがいた僕は、自ら手を汚さずに「それ」を堪能することが出来た。案の定、Mはその後、女子の親からやり玉にあげられ、厳重注意される羽目になった。
もうお気付きとは思うが、「それ」とは…
スカートめくり!
いったい「それ」がいつから始まったのかは知らないが、永井豪のマンガ『ハレンチ学園』のヒットと共に一大ブームとなり、当然親世代からは永井豪はバッシングの対象になってしまったものの、子供世代からは圧倒的な支持を勝ち得たのだった。
『ハレンチ学園』の人気はマンガだけに留まらず、何とこんな内容がテレビでドラマ化された。当然(?)僕も観たいと思ったのだが、当時テレビは一台しかなかったため、このドラマを親と一緒に観なくてはならず、それではあまりにも居たたまれなかったので、泣く泣く観ることを断念したのだった。
時な流れ、『ハレンチ学園』の実写版がDVDになった。これは以前観たかったテレビドラマではなく映画。どちらが先かは知らないし、そもそも映画になっていたことすら知らなかったが、ヒロインはどちらも児島美ゆき。彼女イコール『ハレンチ学園』。これで当時テレビドラマを観られなかった敵討ちができるってもんだ。
で、念願の実写ドラマなのだが…
…ユルい…
の一言。馬鹿馬鹿しいだけで全く面白くなく頭を抱えてしまった。もう、すっかり忘れていたヒゲゴジラや丸越とかのキャラクターを思い出すことはできたが、それ以上でも以下でもない。お色気と言っても、今からすれば他愛のないものである。まぁ、僕のように以前観たくても観られなかった人が、昔を懐かしがって観ることくらいしか、残念ながら価値がない。決して期待などしないように。
僕は小学校3年生の時に転校したので、その後付き合いはなくなってしまったのだが、風の噂によると、後年Mは見事東大に入学したらしい。さすがやるときはやる男だったのだ。まさに文色両道。いったい今はどんな立派なエロ親父になっていることやら…?
僕の友人も父親が買ってきた海外のエロ本を中身を知る為に必死で訳してたら英語の学力が上がって・・・・英検1級!通訳やってます。エロパワー凄し!。
by アートフル ドジャー (2008-03-22 13:46)
いやぁ、英検1級は凄いですね。エロパワーは人間を向上させる原動力になるんでしょうか。だとすると僕はそのパワーが少し不足していたようです。
by 丹下段平 (2008-03-23 00:53)