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「ラスベガスをぶっつぶせ」 [映画(2008)]

『ラスベガスをぶっつぶせ』とは何とも勇ましいタイトルであるが、これは邦題で、原題は『21』と極めてシンプルなもの。21でピンときたら、なかなかなギャンブル通だと思うのだが、これはブラックジャックというカードゲームの最高の上がり目に由来している。簡単に言えば、トランプを引いていって手持ちのカードの合計数が21に近いほうが勝ちというルールとなっており、21はこれ以上ない上がりとなる。21を越えてしまえば即座に負けなので、なかなか21にするのは容易ではない。例え合計が18でも相手がそれより小さい数字で終わってしまえばそれでも勝である。単純だが奥の深い長い間楽しまれているゲームがブラックジャックである。

そのブラックジャックを勘で勝負するのではなく、既に使われたカードを覚えて自分がこれから引く数字を予測して勝負をかけるという高等テクニックで大儲けしようというのがこの映画の内容。これが実話だっていうんだから恐れ入る。競馬にも応用できないものかと感心しつつ鑑賞した。

マサチューセッツ工科大学の数学の天才学生であるベン(ジム・スタージェス)は、ある日教室に呼び出されて行ってみると、そこには教授(ケヴィン・スペイシー)と4名の学生が彼を待ち受けていた。彼らは組織的にカードをカウントしてブラックジャックで大儲けしようという秘密クラブであった。最初は入会を断るが、ベンの憧れのジル(ケイト・ボスワース)も参加しており、彼女の再度の誘いで入会を決意。練習を重ねた上でいよいよラスベガスでの本番。そこでベンは大活躍をしていきなり大儲け。それから何度もラスベガスに通うことになる内にベンの性格も変わっていく。そんな中、仲間内で嫉妬心が芽生え不協和音が…という物語。

結構面白く観られたのだが、

恥ずかしい話だが…

数字をカウントするしくみがチンプンカンプンだった。そりゃぁ、数学は苦手だったから、自分の頭じゃ1回で理解できるはずがない。これがよく分からなかったから面白さも半減である。たぶん理解できたならもっと楽しんで観られたと思うのだが、頭のいい人たちについていくのは難しいことを痛感させられてしまった。これでブラックジャックの知識もなかったら最悪の事態だったが、かろうじてこちらは知っていたので助かった。それでもギャンブルで大儲けしようという話としてはそれなりには楽しめた。

よく分からなかったので、カウントの仕方補習してくださ~い。

ラスベガスをぶっつぶせ.JPG

 ↑ てんで似てない


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アートフル ドジャー

レインマンの中でのD・ホフマン演じる自閉症の男や・・・、アメリカには(いっや世界かな?)特定分野でのド天才って居るんですよね~。
by アートフル ドジャー (2008-06-06 10:10) 

丹下段平

おぉ! さっすがアートさん!
この映画の劇中で、登場人物の会話の中で『レインマン』が話題になっていましたよ。
by 丹下段平 (2008-06-06 23:42) 

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