「シューテム・アップ」 [映画(2008)]
まぁ、最近は仕事が忙しくて疲れ果てているのに加えて、突然背後からカラスに襲われたり、ヤのつく人に絡まれそうになったりと、ろくな事がない今日この頃。こんな時は撃って撃って撃ちまくるガンアクションの『シューテム・アップ』でスッキリしようか、ってな訳で鑑賞することにした。
それにしてもこの映画の主人公…
呆れ果てるほど強い!
それに対して彼を追う敵組織の連中は…
呆れ果てるほどボンクラな雑魚揃い!
主人公のスミス(クライヴ・オーウェン)は面白いように相手を撃ち殺しているのに、敵は何十人が何百発スミスに向かって発砲してもたったの一発も当たりゃしない。もう力の差が歴然としているため、全くハラハラすることなく安心して銃撃戦を見守ることができた。『ダイハード4.0』の時もそうだったが、主人公が超人過ぎるとサスペンス性が失われる一方、コメディのように思えてくるので困る。挙句の果てはあまりにもでくの坊揃いな敵役たちに判官贔屓な心が芽生えて
もっとしっかり的を狙って撃たんかい!
くらいの檄を飛ばしたくなってくる。まぁ、こんなヘンな気持ちにもなりながらもそこそこ楽しめるドB級映画になっている。
ドB級映画といえばお約束のように登場する、超色っぽいアバズレ姉ちゃんが『シューテム・アップ』にもしっかり登場する。母乳を飲ませる風俗嬢のドンナ(モニカ・ベルッチ)がアクションシーンの合間をお色気で繋いでくれる。もっともアクションに麻痺してくるとどっちが合間なんだか分からなくなってくるのだが。
そういえば物語の紹介しなかったけど、筋なんてあって無いようなものだから…
クライブ・オーウェンは B 級がよく似合います。
それはいいのですが、このカタカナ邦題はあんまりですね。Rock'n'roll を「ロックンロール」と書くような定番ならともかく、「シューテム」なんて、原語が判らなければまったく意味不明、「ジュテーム」に似てるぞ、くらいなもんです。
by baldhatter (2008-06-09 11:43)
原題をそのままカタカナにして邦題にするケースが増えてますね。センスあるタイトルを付けられないのは映画会社の人材が低下しているということなのでしょうね。『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』なんてサイテーだと思いました。昔の人なら『おかしなおかしな逃亡者』とか付けたんでしょうけど。
by 丹下段平 (2008-06-09 22:34)
実は僕も訳の解らない輩に意味なく絡まれたりして受難の日々を・・・お互いに気をつけましょう。
by アートフル ドジャー (2008-06-12 07:58)
世の中、理不尽なことが多いですね。気をつけましょうね。
でもカラスは背後から音もなく滑空してきたので、どうしようもありませんでした。
by 丹下段平 (2008-06-12 22:03)
こんにちは。
背後からカラスにつつかれている人、目撃したことあります。
羽根を広げたカラスって大きいですよね、目の前の人がつつかれてる姿は怖かったのでアレ以来カラスは苦手です。大丈夫でしたか?
ところでこの映画、少し前に観ましたが文章に出来ませんでした。^・^;
突然舞い込んだ赤ちゃん(赤ちゃん=正義?)を守る為に100人以上殺しちゃう主人公ってあり?とってもアメリカだな~って感じでした。
シューティングゲームの世界でしたね。
by キキ (2008-06-15 11:35)
キキさん、ありがとうございます。
背後からカラスに襲われた時は、どんな襲われ方をしたのかよく分かりませんでした。つっつかれはしなかったと思うのですが、体をぶつけてこられたのかな~って感じです。
つつかれなくて良かった…。
by 丹下段平 (2008-06-15 18:27)
宣伝文句に「弾丸2万5千発のエクスタシー」とあるように、ひたすら銃撃戦の映画ですが、主人公が使う銃はすべて敵のものだったり、敵が指紋認証銃を使っていたりと、監督の銃規制に対する姿勢のようなものが伺え、意外に奥が深いのかもと勘ぐってしまいました。^^
by hash (2009-04-23 00:32)
いや、もしかしたら奥が深かったのかも?
それがなかなか伝わりにくい映画だったのかも??
by 丹下段平 (2009-04-23 06:47)