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「フライング☆ラビッツ」 [映画(2008)]

いゃね、某シネコンのチケット売り場で並んでいる時までは『パコと魔法の絵本』を観るつもりだったんだよね。『フライング☆ラビッツ』は頭の片隅にあった程度で、観ようとは思っていなかった。だけど、順番になって若いカウンターの女性と対峙したら、急に幼女よりも若い女性の映画の方が良い気がして、気がついたら「パ」じゃなくて「フ」で始まる映画のタイトルを告げていた。

あ~~ぁ、やっちまった…

チケットを手に早くも後悔。ダメ映画な臭いプンプン。期待は久しぶりに真木よう子が映画に出演している、それだけである。

憧れのCA(キャビンアテンダント)の卵になった早瀬ゆかり(石原さとみ)はひょんな事から林監督(高田純次)にスカウトされ日本航空のバスケットボール部「JALラビッツ」に入部することになる。そんなゆかりを軸に、同期の新人、千夏(真木よう子)や同姓同名の早瀬ゆかり(渡辺有菜)とともにバスケに恋に(お相手は柄本佑)頑張る奮闘記、といったコメディタッチの映画である。

何だか「久しぶりに観たアイドル映画」って感じの作品であった。アイドル映画とは何ぞや、ということになりそうだが、つまりは主演の役者が出てさえいればいい、って人向けの作品であって、内容は安直だけど石原さとみはいろいろな衣装に着替えるし(コスプレ?)、可愛く写っているので、それで満足な人ならばOKな映画である。当然こちらは満足できないクチなので、かなり退屈してしまった。何の説得力もない脚本、切れの悪い演出にウンザリ。CAなのにドスの利いたお目当ての真木よう子もまずまず。

監督の瀬々敬久の作品は『泪壺』(→記事)に続いて今年二本目の鑑賞となったが、前作に続いて今回も良くなかった。ピンク映画で注目されて一般映画に進出した監督だが、僕には到底優れた人だとは思えない。才能を感じられない職業監督といったポジションにしか思えなかった。

まぁ、素直に『パ』で始まるタイトルの映画を観なかった自分が悪いんだけどね…

フライング・ラビッツ.JPG


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baldhatter

この映画は予告編しか観てませんが、タイトルだけから勝手に連想が飛びました。

うさぎは 1羽、2羽...と数える → 肉食禁忌を犯しても食べたかったので鳥だと言い張った → なぜなら、あの生き物は「鵜」と「鷺」だから

というのが定説なのですが、私としては「うさぎはかつて、あの耳をはばたいて飛んでいた」というのが好きです(どこかで聞いたわけではなく、私がそう思いついただけですが)。
by baldhatter (2008-09-23 14:52) 

丹下段平

ウサギの耳が翼だったら面白いですね。
嘗て読んだ吾妻ひでおの漫画『ブラッドバニー』は主人公のウサギの耳の先が手になっていた記憶があります(どうでもいい記憶なんですけど)。
by 丹下段平 (2008-09-23 15:38) 

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