「ミラーズ」 [映画(2008)]
火事で焼けたデパートと病院の廃墟。もうそんな舞台設定だけで怖いホラー作品。
元刑事のベン(キーファー・サザーランド)は火事で廃墟となったデパートの夜勤の職を得、仕事を始める。彼は妻(ポーラ・パットン)と子供2人とは別居しており、妹(エイミー・スマート)と二人暮らしをしている。デパートは火事にあった状態のまま残っており、焼け焦げたマネキンや展示物が置かれたままである。そんな中で見つけた大きな鏡。覗いてみると火事の様子が映し出されたり幻覚を起こさせたりしてベンに襲いかかる。ベンへの攻撃は日常でも止まず、鏡という鏡が幻覚を起こさせるようになった。そしてその脅威は彼の家族や妹までに広がっていく。ベンは謎の鏡について調べていくうちに、そこがデパートの前に病院だったことを知り…といった話。
確かに怖いことは怖かったのだが、何となく納得いかない話に、すっきりと怖がれなかった。ホラーに辻褄を求めるのは野暮なのかもしれないが、もうちょっとちゃんとした理由づけが欲しかった。オチだって発想としては悪くないのだが、鏡の秘密が分かったからにはああはならないんじゃないかと思ってしまった。
何ともモヤモヤが残るストーリーに、舞台設定としては面白かっただけに残念な気持ちで劇場を後にした。まぁ、B級なだけにこんなものなのかもしれないが…。
それにしても監督したアレクサンドル・アジャってホラー映画界の期待の星らしいけど、こんなもん? 製作・原案・脚本を担当して監督しなかった『P2』(→記事)の方が面白かったぞ。
今日テレビCMを見ました。
劇場に足を運ぶのは他の作品を優先して、これはDVDになってから見てみても良さそうですね^^
いつも参考にさせていただいています
by マヌカン☆ (2008-12-28 14:58)
そうですね、DVDになってからでいいと思います。観るべき作品は他にありますから。でも、今年のこのシーズンはあまりないかも?
by 丹下段平 (2008-12-29 00:45)