お宝じまん(その7) ジャンヌ・モロー [映画-秘宝館]
1985年6月2日、『第1回東京国際映画祭』の協賛企画であった『カネボウ国際女性映画週間』でジャンヌ・モローが監督した『思春期』という作品が公開され、本人も来日して舞台挨拶することを知り、「あの大女優に会えるのではないか」と思い、チケットを速攻で買い求めて勇んで観に行った。
何しろ随分前の出来事なので、あまり明確には覚えていないのだが、確か上映前にジャンヌ・モローが壇上に立ち挨拶してから映画が始まったと記憶している。過去の名作に出演していた頃に比べて、すっかりオバサンになって体型も崩れていたが、伝説の女優のオーラはしっかり放っていた。映画は思春期の少女が大人になっていく様子を繊細に描いた作品だったと記憶している(それだけかい)。
上映が終わり劇場を出てもジャンヌ・モローの姿は当然なかったのだが、何となくその場を立ち去り難く、しばらく周辺をうろついていたら、何とジャンヌ・モローが歩いて来た! 間近で見る彼女は思ったよりも大柄で威圧感があった。それでも勇気を振り絞って、横に通訳の人がいたのをいいことに話しかけてみた。「先程あなたの作品を観た者ですが、主演の女の子が素晴らしかった」ってなことを言ってみると、大層喜んでくれて握手をしてくれた。その時、サインをお願いしたら快く受けてくれた。該当ページを開こうかと思ったのだが、頭の中がパニックだったので、そんな余裕はなく表紙にしてもらった。何たって『死刑台のエレベーター』や『突然炎のごとく』を始め、数々の名作に出演した大女優と対峙しているのだから、緊張するなと言う方が無理である。
自分的にはこのサインはお宝中のお宝。今から思えば大女優と会話して握手したなんて信じ難いが、それを証明する逸品である。
丹下段平 様
>すっかりオバサンになって体型も崩れていたが、伝説の女優のオーラは
>しっかり放っていた。
だれもが年はとります。オバサンとおっしゃられていますが彼女は一般人とは違いスターだと思いますし、何より女優なのだと思います。
by midori (2009-03-08 22:48)
midoriさん、厳しいコメントを頂戴し、少々反省しております。数々の名作に出演していた頃とは様子が変わっていたということを伝えようと思って書いたのですが、不愉快な思いをさせてしまったようですね。
僕もジャンヌ・モローは最高の女優だと思っていますし、凄くリスペクトしていることは判っていただきたいと願っております。
by 丹下段平 (2009-03-08 23:27)
勇気を出して話しかけて 良かったですね^^
彼女のサインを「お宝中のお宝」と書いておられるのですから、リスペクトされていることはもちろん判ります(^^)
by マヌカン☆ (2009-03-09 00:15)
マヌカン☆さん、ありがとうございます。
千載一遇のチャンスとはこのことだったと思います。ホントに「お宝中のお宝」なんです。
by 丹下段平 (2009-03-09 01:38)
丹下段平 様
コメントに対するお返事ありがとうございます。
>凄くリスペクトしていることは判っていただきたいと願っております。
私もとても敬愛しているので厳しく書きすぎました申し訳ありません。
またお邪魔させていただきます。
by midori (2009-03-09 23:24)
素晴らしい~~~。段平さんらしい記事ですね。勉強になります。サインはお大事に。
by ばん (2009-03-10 09:15)
midoriさん、ありがとうございました。
またお越しください。
by 丹下段平 (2009-03-11 07:45)
ばんさん、いつもありがとうございます。
手書きの字はその人物の人柄が分かるような気がするので、サインはもらって嬉しいものです。やっぱり丁寧な字の人は誠実な人柄に思えたりするものですし、雑な人はそんな人間なのだろうとか…。
サインは大切に保存しております。
by 丹下段平 (2009-03-11 07:53)
ジャンヌ・モローさんに、遭遇するだけでも
奇跡の様な出来事なのに、話をしてサインをもらえたなんて、
丹下段平さんも、『ただもの』では無いですね!?
最初、ばんさんのブログで、お名前を見た時は
『丹下段平』という芸人さんかと思っていました!
違うんですか???
by 薔薇少女 (2009-03-19 21:44)
ハハハ、芸人だったら良かったのですが、そんな才能は持ち合わせていませんでした。なので平凡な一市民です(『ただもの』です)。丹下段平という名は『あしたのジョー』のキャラクターからいただきました。
by 丹下段平 (2009-03-20 01:39)