「モンスターVSエイリアン」 [映画(2009)]
最近のアメリカアニメは質が高く、大人の鑑賞にも耐えうる作品が多い。そして、ドリームワークス製作の新作『モンスターVSエイリアン』は…
大人の鑑賞には…ちょっとキビシかった。
結婚式を間近に控えたスーザン(声:リース・ウィザースプーン(字幕版)orベッキー(吹き替え版))。お相手はローカルテレビ局の人気キャスター・デレク。しかし幸せいっぱいのスーザンに突然の悲劇が。落下して来た隕石にぶつかり、そのパワーのお陰で体は見る見るうちに大きくなり、15メートルの巨人になってしまった。軍隊に捕獲されたスーザンは、政府の秘密機関の基地に閉じ込められてしまった。そこで出会ったスライムのような体のボブ(声:吹き替え版はバナナマンの日村勇紀)、人間とゴキブリのあいのこのコックローチ博士、半魚人のミッシング・リンク、そして巨大怪獣のムシザウルス。スーザンもジャイノミカという名前をつけられ、完全にモンスター扱いされてしまいショックを受ける。そんな中、スーザンを巨大化させたクアントニウムを追って、宇宙制服を企むギャラクサーが巨大ロボットを送り込んできた。パニックに陥ったサンフランシスコ。巨大ロボットを破壊すべく、彼らを管理するモンガー将軍(声:字幕版はキーファー・サザーランド)によって、スーザンとモンスターたちが送り込まれたのだが…というお話。
基本的にスーザン以外みんなひょうきんなお間抜けキャラで、悪役のギャラクサーまでこれなもんだから、愛嬌はあって親しみやすいけど、映画としての緊迫感が損なわれている。まぁ、こんなことを書いてもしょうがないのかもしれない。おそらくメインのターゲットは子供なのだろうから。でも大人の映画ファンならパロディとして楽しめるかもしれない。あれやこれやのSF映画からいただいてる箇所が多く、『未知との遭遇』『E.T.』『スターウォーズ』『博士の異常な愛情』等々が散りばめられている。メインのキャラクター達だって昔のB級SF作品の主人公たちが元になっている。ちなみに巨大怪獣ムシザウルスは姿は全然異なるけど、明らかにモスラである。
ところで、この作品は劇場によっては3Dで上映されている。札幌でも3D上映している劇場があったので、そこで観ることにした。3Dの技術はかなり向上しており、凄い立体感に驚いた。しかし基本原理は変わらないのか、例の専用メガネをかけることは昔ながら。いつの日か面倒なメガネを必要としない立体映画が創られてほしいと思うのだが、そうなったら映画は3Dが当たり前になってしまうのかもしれない…が、当分は無理なんだろうなぁ。
キャプテンEO。。3Dでしたっけ。。関係ないけど。。。
映画館への誘致のために3Dは増えるようなことをTVで言ってましたが、
メガネがやっぱりいるのかな。。
こういうイラストのシーンあるのですか?面白いけど^^
by duke (2009-07-17 01:33)
キャプテンEO、3Dでした。マイケル・ジャクソンが出演してましたね、懐かしい。
ちなみにこのイラストのような場面はありません、残念ながら(?)
それにしても、巨大化しても服があまり破けないのは不思議です。そこら辺をちゃんと描いていたのは『大日本人』だけだったかも?
by 丹下段平 (2009-07-18 00:18)