2009年の3本【日本映画編】 [映画-雑記]
大晦日はその年の邦画3本を決める作業に決めている。3本に絞ることは外国映画だと少ない気もするが、昨年は邦画も豊作だったので悩んだものの、たいがいの年は丁度いい本数に思える。
しかし、ハッキリ言って2009年は不作だったと思う。挙げたい作品が足りなくて悩んでしまった。いや、昨年が良過ぎてそう思えるのかもしれない。案外こんなものなのだろうか。
『愛のむきだし』 (園子温監督)
この作品を語る上で必ずついて回るのが上映時間の長さ。4時間弱の長編ながら長いと感じさせなかった面白さ。この作品に『プライド』も含めて、女優満島ひかりが印象に残った一年だった。
『ハルフウェイ』 (北川悦吏子監督)
役者との距離感が近くに思える、臨場感溢れる小品。役者が素に近いように思え、ならば北乃きいはかなり気の強い女の子なのかなと思えた。北海道が舞台なので、より身近に感じられた作品。
『いけちゃんとぼく』 (大岡俊彦監督)
少年の成長物語が瑞々しく描かれていた。主役の男の子が好演。世間的にはあまり評価されなかった作品だが、ちょっと不当なんじゃないかと思えて、3本目に選んでみた。
上記3本の中で、積極的に入れたかったのは『愛のむきだし』だけ。『いけちゃん』の代わりに『色即ぜねれいしょん』『悪夢のエレベーター』も頭をよぎったが、そんなタイプの作品じゃないような気がしてやめた。2009年は全体的に停滞したが、2010年が豊になるため力を蓄えているのだと思いたい。何せ楽しみにしている作品があるからだ。
2006年のこの企画で挙げた『ストロベリーフィールズ』(名作)の太田隆文監督が遂に始動し、来年にはその作品が観られそうなのでとても楽しみにしている。実は前作の時、監督のブログに僕の書いた記事(→こちら)が転載されたことがあった。その時からネットを通じてお知り合いになり、太田監督もこのブログをたまに読んでいてくれている様子(稀にイチゴマークのnice!が入っている)。僕の記事が転載されたブログは閉められてしまったが、現在はso-netに移ってきて再連載中(→こちら)。そして次回作のブログも別に始まっている(→こちら)。浜松を舞台にした『書道ガールズ』という作品らしい。素人には書道って映画にしにくい題材に思えるのだが、これをどう料理してくれるのか。とっても期待しております!
それではみなさま、良い年をお迎えください。
今年1年ありがとうございました。
また来年もよろしくお願いします。
それでは、良いお年を。
by bamboosora (2009-12-31 22:36)
bamboosoraさん、本年もよろしくお願い申し上げます(年越ししてしまったのです)。
by 丹下段平 (2010-01-01 00:44)
はじめまして
私は『サイドウェイズ』が割と良かったかと、
生瀬さんも小日向さんも好きなんですよ。
by babu (2010-01-07 23:53)
babuさん、はじめまして。
『サイドウェイズ』は観ていないのでコメントできませんが、機会があったら観てみたいと思います。
今後ともよろしくお願いいたします。
by 丹下段平 (2010-01-08 07:48)