「フローズン・リバー」 [映画(2010)]
寒い・暗い・辛い…
札幌にいる僕のことではなく、アメリカとカナダの国境沿いにある小さな町に住む女性が犯罪に手を染めていく映画『フローズン・リバー』のことである。
まぁ、なんっつうか…
久々に感じる、この重さ…
主人公(メリッサ・レオ)は有り金を持ったまま夫に逃げられ、今日の生活にも困るほど貧乏になってしまった2人の息子を持つ母親。生活費欲しさに夫が乗り捨てた車を拾った先住民のライラ(ミスティ・アップハム)と共に、カナダからアメリカへ不法移民を密入国させる犯罪に手を貸すという絶望的な状況に追い込まれていく。そんな八方ふさがりな状況が雪に覆われた酷寒の風景によく似合う。
暗く重い物語はそんな土地がマッチするのかと考えると、雪国に住んでいる者にとっては複雑な心境と共に気が滅入ってくる。その一方で夜中の凍った川や大地を車で疾走する主人公が、どんなにリスクを背負って危険な行為をしているのか身を持って理解できるため、そのリアリティを手に取るように感じられ、思わず手に汗握ってしまう。また、コートニー・ハント監督の新人離れした重厚で丹念な作風も見事なものがあった。
暗闇の中に僅かな光が差し込むような結末となるこの作品。決して観賞後に晴れやかな気分で劇場を後にすることはないのだが、その余韻が長らく心に残る映画である。
今日見る予定っす。
by なぎ猫 (2010-03-31 09:48)
見たいです~・・・
by tamanossimo (2010-03-31 14:37)
おーーー☆
イラスト、こう来ましたか!ナイス!
重いけど、いい映画だったな〜。好きです♪
by ジジョ (2010-03-31 15:08)
ナイスなイラストにあるように、荒涼とした風景が映画の内容にマッチしていて、効果絶大でした。
by hash (2010-04-01 00:46)
なぎ猫さん、もうご覧になりましたよね。
いかがでしたか?
by 丹下段平 (2010-04-01 22:31)
tamanossimoさん、こんにちは。
見応えある作品です。機会がありましたら、ぜひ。
by 丹下段平 (2010-04-01 22:37)
ジジョさん、こんにちは。
イラストは、たまにはパターンを変えてみっか、ってところです。
重苦しい作品でしたが、僕も好きです。
by 丹下段平 (2010-04-01 22:41)
hashさん、こんにちは。
似顔絵じゃないイラストが結構評判いいので、これからはこのパターンにしちゃおっかな、なんてね…
それにしても荒涼としてましたね。北海道なら道北みたいな感じでした。
by 丹下段平 (2010-04-01 22:44)
この3日間、PCが不調で >寒い・暗い・辛い 状態でした!
↑このイラストもとっても素適ですが、似顔絵イラスト止めないで下さいね☆
by 薔薇少女 (2010-04-01 23:32)
薔薇少女さん、こんにちは。
似顔絵やめるとこのブログを読んでくれる方が激減しそうな気がするので、やめるにやめられないです。たまに重荷に感じることもありますが、うまくいかなくても気にしないことにしています。
PC早く良くなるといいですね。
by 丹下段平 (2010-04-02 01:11)