「マチェーテ」 [映画(2010)]
2007年に創られた『グラインドハウス』シリーズ(クエンティン・タランティーノ監督の『デス・プルーフ』とロバート・ロドリゲス監督の『プラネット・テラー』)。そのおまけのような位置づけで創られた架空の映画の予告編3本。そのうそっぱちの予告編が嘘から出た真と言うか瓢箪から出た駒と言うか、とにかく今回本当に創られちゃったのがその中の1本だったロバート・ロドリゲス監督の『マチェーテ』。『グラインドハウス』シリーズがB級映画のテイストを狙った作品だったので、嘘の予告編もB級仕立て。本編も予告編通り当然ドB級の臓物飛び出るバイオレンス・アクション。メキシカンのおっさん大暴れの巻。
まぁ、とにかく主人公であるメキシコのおっさんマチェーテ(ダニー・トレホ)の顔が酷い。けど、モテモテ。やっぱり男の魅力は顔じゃないんだろうね。そんなマチェーテと濡れ場を演じちゃうのがジェシカ・アルバ、ミシェル・ロドリゲス、リンジー・ローハンの若手美人女優たち。しかもポロリまであり。みんな何血迷ってこんな映画に出ちゃったの、って聞いてみたいくらいの出血大サービスぶり。さらにマチェーテの敵役にスティーブン・セガールにロバート・デ・ニーロって豪華な配役。スティーブン・セガールがお付き合いするのは分からないでもないけど、名優デ・ニーロさんは誰でもよかったような役なのにどうしちゃったの?
でも、普段はオファーされないような役をみんな楽しんで演じたんじゃないだろうか。そんな解放感みたいな雰囲気が伝わってくる。それは主演のダニー・トレホにも言えること。どう考えたって普段なら逆の役どころだよなぁ。
ってことで、結構楽しめる作品であった(理由になってない気が…)。意図的に悪趣味を狙ったセンスの良さ。イタリア製B級アクション風ってところだろうか。
もっともイタリア製B級アクション映画って一度も観たことないんだけどね(ってテキトーな記事でスミマセンでした)。
あ、これ、劇場公開なんですか?見たいかも。デス・プルーフは結構楽しんだクチだし。デ・ニーロさんは最近迷走ぎみなんでしょうか?まあ、タラのジャッキー・ブラウンにも出てたけど。
by なぎ猫 (2010-11-10 21:30)
デ・ニーロがジャッキー・ブラウンに出てたこと、すっかり忘れてました。
勝負賭ける作品と楽しむ作品を割り切ってるカンジがしますね。
by 丹下段平 (2010-11-11 02:46)
ロバートロドリゲスはわかりやすい映画を撮らせたらピカイチな人だと勝手に思ってますので、本作もきっとそういう意味でも「見やすい」んだと思ってます^^;
私はもっとクセがあるほうが好きだけど、これはビールのみながら見るには丁度いいのかも?
by もももんがが (2010-11-11 09:15)
主人公が酷い目にあって復讐するというのはジェンマの作品にありがちなマカロニテイストですね。しかし、ジェンマは二枚目ですが、あのオッサンはUgly manです。
教会のシーンは、ジョン・ウーなものを感じました。
by バラサ☆バラサ (2010-11-11 23:50)
もももんががさん、こんにちは。
見やすいと言えば見やすいかもしれません。演出にくせがない代わりに役者にくせがあるので丁度いいかも。
ビールのおつまみに腸詰が欲しくなると思いますよ。
by 丹下段平 (2010-11-12 02:00)
バサラ☆バサラさん、こんにちは。
ジュリアーノ・ジェンマ、懐かしいですね。でも彼の主演したマカロニウエスタンは実はほとんど観ていませんが。
ジョン・ウー…。影響あるかもしれませんね。
by 丹下段平 (2010-11-12 02:04)
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by クレジットカード現金化 仕組み (2010-11-12 13:42)
素材からストーリー、キャストに至るまで全てB級テイストに溢れていて面白かったです。
ただ、R・デニーロは本当にどうしちゃったんでしょうね。
by hash (2010-11-20 01:07)
B級でしたね~、いい意味で。ヘンにA狙いじゃないところが潔かった。
Rデニーロ、お遊び感覚で参加したのかなぁ?
by 丹下段平 (2010-11-20 02:14)