「エリックを探して」 [映画（2011）]
おそらくこの『エリックを探して』は往年（ってほど昔じゃないか…）の名サッカー選手エリック・カントナに対する思い入れ、いやそれ以前に知っているかどうかでこの作品に対する印象も大きく異なってくるような気がする。何せこのエリック氏本人が本人役で出演しており、彼なしでは成立しない内容になっているからである。
なんて書いた自分は…
知りませんでしたっ！ （大きくする必要はない気がするけど…）
残念ながらサッカーに関してはあまり詳しくない。地元コンサドーレ札幌の試合を年に1、2回観戦はするけど、テレビで海外の試合を観たりしないので、知ってるのはこの作品に使われた昔の試合のVTRでチラッと登場したベッカムくらい。カントナに関してはチンプンカントナ（苦しい…）なんである。こうなると主人公のエリック・ビショップの微妙な思いの丈が分からない。例えばこれを日本に置き換えてみると、カズを選ぶかゴンを選ぶかでお話もさることながら主人公の性格まで変わってくると思えるからである。
仕事も私生活もダメダメなイギリス・マンチェスターの郵便配達員エリック・ビショップ（スティーヴ・エヴェッツ）。逃げた2番目の妻の連れ子ライアンとジェスは悪い連中と付き合っており、家の中は荒れ放題。そんな中、最初の妻リリーと実の娘を通じて30年ぶりに会うことに。しかしエリックはまだ美しいリリーの前に出る勇気がなく、会わずに引き返してしまったのだ。落ち込み自動車事故を起こしてしまったエリックであったが、職場の仲間と開いた自己啓発会を契機に、エリックが応援するマンチェスター・ユナイテッドの往年の名選手エリック・カントナが彼の前に現れるようになり、弱気なエリックにアドバイスを始めた…ってなお話。
まぁ、前にも書いた通りエリック・カントナについてはチンプンカントナ（二度書くなって）なもんで、細かなニュアンスは置いといても面白かった。名匠ケン・ローチ監督の粋な小話が楽しめる作品になっていた。名前のある監督の作品なので気張って観なければならないかと思ったけど、そんな敷居の高さはまったくなかった。
それにしてもエリック・カントナ、まだやれるんじゃね？ ぜひコンサで復帰してJ2からJ1に引き上げてほしいもんである。その際は貧乏チームなので格安料金でお願いいたします。
先日『ヒアアフター』見てきました!
私の親友は自分が観る予定の映画は一切の情報も知りたくないらしく、
私が先に観ると、『一切何にも言わないで』ってキツクのたまうんだけど、
皆さんそうなんでしょうか?!
私はしっかり内容を把握しておいて観たいんですけど、だって、１回見ただけでは理解出来ない事が多々あるんだもん・・・（本文と関係ない事でスミマセン）
by 薔薇少女 (2011-02-28 00:07)
＞日本に置き換えてみると
私もエリック・カントナさんを存じ上げなかったので、映画自体に興味を持てませんでしたが、なるほど、カズやゴンに置き換えてきるとわかりやすく、面白そうな気がしてきました。
by hash (2011-03-01 00:18)
薔薇少女さん、こんにちは。
僕も予備知識は最小限にしたいタイプです。なのでこれから観ようと思っている作品に関するものはなるべく目にしないようにしています。それが多数派なのか少数派なのか分かりません。
でも観ようと思っていない作品なら語られることで観ようと思うきっかけにはなりますね。それでもストーリーは最小限でいいです。
そんな自分なので、記事を書く時は語り過ぎないよう心がけております。
by 丹下段平 (2011-03-01 02:28)
hashさん、こんにちは。
置き換えなくても分かるに越したことはないんですけど、こんなことでカントナを近づけようと試みたのでした。
作品は小品ながら楽しいものになっております。
by 丹下段平 (2011-03-01 02:33)
当方、少し忙しく中々見たいもの全部見れず。この作品も予告からしてちょっといい話、な感じがそそられるのですが、多分見られません。
私もカントナさんのことはよく存じ上げないのですが、勇気を与えるくらいですからきっと大きな存在なのでしょうね。
by なぎ猫 (2011-03-03 21:09)
こちらも観たくても観られない作品があります。
限られた時間で何を観るか、でしょうね。
カントナさんは大スターだったみたいです。
by 丹下段平 (2011-03-05 11:12)