青梅赤塚不二夫会館 [旅行]
以前からずっと行きたいと思っていた『青梅赤塚不二夫会館』を見てきた。実は昨夏、建物の前までは訪れている。なぜ前までだったのかと言うと、「夏休み期間だから、まさか休んだりしないだろう」と休館日を調べずに行ったら、その「まさか」だったからである。30度をはるかに超える気温の中で呆然と立ちすくむしかなかった情けない体験が再訪を躊躇させていたが、今回赤塚先生の映画もできたことだし、ってことでローカル線に揺られることにした。
青梅は昭和レトロが残っている街。残したのか残っちゃったのかは分らないが、今はそれで町おこしをしている。昔懐かしい映画の看板が街のあちこちに掲げてあり、それらを眺めながら歩くだけでも楽しい。前回、お目当ての会館は休みであったが、街歩きは楽しかったので、印象は決して悪くない。いや、結構気に入った。これでもう少し近くにあればと思ったのだが、この程よい遠さが青梅の街を時代の流れから切り離してきたのだろう。
途中から単線になるJR青梅線で青梅駅に到着すると、そこから既に昭和にタイムスリップ。駅の待合室やホームの蕎麦屋もわざとボロく造ってある。ホームから改札のある駅舎に至る地下道にも昔の映画の看板が並んでいる。駅舎で『青梅赤塚不二夫会館』と他に二つある博物館とのセットになっている割引券をもらって、歩くこと5分で目的地に到着。会館前でバカボンのパパがお出迎え。
中は案外狭く、展示物も昨夏行った石巻にある石ノ森萬画館(大震災で被災してしまった)に比べたらずっと少ない。正直に言うと物足りなさが残るのだが、作家性上、見世物が少ないというのもあるのだろう。
しかし、改めて赤塚先生のキャラクターを作り出した才能には驚かされた。よくもまぁ、こんなに強烈な個性を持ったキャラを数多く産み出したものだと懐かしいやら感心するやら。どれだけ自分は赤塚作品に影響され、楽しませてもらったかと考えると計り知れないものがある。ってなカンジで赤塚ワールドに嵌り始めたところで終わってしまうのだが、この続きは公開中の映画に期待しよう。
最後に売店で購入したグッズをご紹介。ここには赤塚先生の本やキャラクターグッスがたくさんあるのだが、目を引いたのは『バカ田大学グッズ』。一見、普通の大学の校章や名前の入った商品に見えるのだが、よくよく見れば『バカ田大学』ってのがイイ。そのバカ大グッズの中で特にカッコ良かったペナントを買った(下写真)。どう、なかなかクールでしょ、羨ましいでしょ(そうでもないか…)。
あ、いいですね。このペナント。私も見たら即買いすると思います。
私はおそ松君が好きでした。映画の方はどうなんでしょうね。
by なぎ猫 (2011-05-07 21:18)
なぎ猫さん、イイでしょ。なかなかシブいデザインなんですよね。他にはマジソンバッグ風のバカ大バッグにも魅かれるものがありました。
映画も観たのでその内記事にします。
by 丹下段平 (2011-05-08 06:25)
>ペナントを買った。どう、なかなかクールでしょ
確かに渋いですね゚+。゚(・∀・)゚。+゚イイ!!
by 薔薇少女 (2011-05-16 19:12)
あまり笑いに走らず、一見普通の大学のものに見えるところがイイんですよね。
by 丹下段平 (2011-05-18 00:51)