「ガチ☆ボーイ」

これを読んでいるオジサン世代に聞いてみたいのですが…

以前、金曜日の夜８時に、テレビは何を選んで観ていましたか？

まぁ、この答えで何となくその人がどんな人なのか分かってしまうわけです（←ウソ）。僕は…

『太陽にほえろ』『３年Ｂ組金八先生』は観たことがありませんっ！

ってな人です。そう、

『ワールドプロレスリング』一筋

だったということです。力道山がデストロイヤーに４の字固めをかけられ苦しんでいるのを母がテレビで観戦していた時に陣痛が起こり、そのまま誕生した僕なのです。云わば生まれる前からプロレスを観ていたわけで、当然大きくなってもプロレス好きは変わりません。だから誰が殉職しようが、中学生が出産しようが、タイガージェット・シンにいつ痛い目遭わせてくれるのか、の方がよっっっぽど重要事項だったのです。


で、『ガチ☆ボーイ』。学生プロレスを舞台にしたドラマで、タイガージェット・シンとは関係ないものの、これが予想よりもずっと

良かった。

もうラストは応援せずにはいられない。ポスターなどからライト・コメディかと思って観に行ったのに、かなり泣かされる羽目になってしまった。この予想を裏切る展開は、まさにプロレス的。記憶が一日しか持たない男の悲喜劇なのだが、笑わせる部分が上手くいっていない分、悲しみが印象に残る。そして彼を取り巻く大学のプロレス同好会のメンバーたちとの友情がこれまた泣かせてくれる。主役の五十嵐良一（リングネームはマリリン仮面）を演じた佐藤隆太の好演もあって、いささか強引に思える設定も苦にならず観る事が出来た。逆境にありながら最後まで諦めない姿は、まさにプロレスの精神そのもの。これが観客の心を強く打つ。まさに拾い物の一本。

昔、『太陽にほえろ』や『３年Ｂ組金八先生』を観ていた人にもプロレス魂を見せてやってくれ！

タグ：佐藤隆太

コメント 4

最後の試合は本当素晴らしかった。
泣きましたよ。
転んでも何度でも立ち上がるあの精神！
私も見習いたいものです。
by 咲太郎 (2008-04-13 01:55) 

咲太郎さん、コメントありがとうございます。
ホントに最後は思わず熱くなって応援してしまいました。熱血スポーツものの傑作だったと思います。
by 丹下段平 (2008-04-13 03:37) 

TB有難うございました。
こんなに熱くなれる映画に出会えたのは久し振りでした。
主人公の生きる姿に共感して、最後は涙が止まりません
でした。ここ数年では邦画ベスト１です。
プロレスファンですが、試合の盛り上げがうまいの一言です！！
by シムウナ (2008-09-27 08:44) 

シムウナさん、コメントありがとうございました。
本当に感動作でしたね。プロレスの人気回復に貢献するのか…はないでしょうね。
by 丹下段平 (2008-09-27 21:01)