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「野良猫ロック セックス・ハンター」 [映画-DVD]

野良猫ロック・セックス・ハンター一般的にはシリーズ最高傑作と呼ばれている3作目、また前2作とは全く別の話。

マコ(梶芽衣子)は立川を根城にする女不良グループのリーダー。バロン(藤竜也)が率いる男の不良グループ・イーグルスとは付かず離れずの微妙な関係にあり、マリファナパーティーなどに興じる毎日である。バロンは近くの米軍キャンプの兵隊に、目の前で姉を犯されて以来、外国人を憎んでいる。立川の街に混血が目立ち始め、イーグルスは混血狩りを始めるようになる。そんな中、マコはふらりと現れた混血の数馬(安岡力也)と仲良くなる。数馬は生き別れになった妹を探しに来たのだった。バロンたちの混血狩りは日に日に激しさを増し、ついに数馬もターゲットになってしまう。数馬に好意を寄せ始めていたマコは…。という話。

結論から言うと、3作目も面白かった。でも前2作とは雰囲気も随分変わっていた。梶芽衣子は黒いハットに黒いベストとパンタロン。手にはステッキを持っており、後年の『さそり』っぽくなっており、存在感が強烈になった。その分浮世離れした感じになり、前作のアメリカン・ニューシネマなテイストから一気にB級映画っぽくなった。脚本も大和屋竺(と藤井鷹史)になり、少し社会派な感じもあるが、殺伐とした内容になった。好みの問題もあるが、ニューシネマな前作の方が好きだったかな。

残念なのは、シリーズで唯一この映画だけ范文雀が出ていないこと。まぁ、その分、梶芽衣子にスポットが当たり、魅力爆発な作品になっているので痛し痒しかな。梶ファンには垂涎の一本。きっとタランティーノも好きなんだろうな。


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