CD「柳沢慎吾のクライマックス甲子園!!」 [バラエティ]
いや~、好きなんだよね、柳沢慎吾。バカバカしいと思いながらも、あのハイテンションは癖になる。
同世代として彼の活躍はテレビの『翔んだカップル』から観ていた。昔から超のつくくらいのハイテンション。騒々しくて、話す内容も空っぽだけど、周囲の反応を省みず続けられる彼のトークにいつしか引きずり込まれていく。そしてそれが快感に変わっていく不思議さ。いつも元気で躁状態なスタンスはいくつになっても変わらない、脅威の46歳。
思えば彼の芸は全てが強烈なリスペクトを伝えるものである。信じられないくらいにワンパターンの『太陽にほえろ!』の真似にしたって、「これが好きで好きでたまらない」という素直な気持ちから出てくるもので、「またかよ」と思いながらもついつい耳を傾けてしまい、彼の世界に引きずり込まれてしまう。柳沢慎吾は彼の好きなものしか演じない。そこが見聞きしていて嫌な気持ちにさせない一番の要因である。これだけのリスペクトをぶつけられたら、どこか爽やかなものさえ感じられてしまう。
そんな柳沢慎吾が甲子園の高校野球の様子を一人で演じきったのがこのCD。選手やアナウンスはもちろん、サイレンの音や蝉の声まで、全て彼の声で再現している。そこにブラスバンドや応援の声が入ると、聴いているこちらもテンションが上がっていく。「やっぱ、いいよな、高校野球」と思えてくる。それは柳沢慎吾の「高校野球が好きだ」という気持ちが伝染してくるからで、彼の体から発せられる熱い気持ちが聴いているこちらの胸を打つからである。
本体のCDも楽しいが、付録(?)のメイキングを収録したDVDも見逃せない。ハイテンションで収録する柳沢慎吾の嬉しそうな様子は大爆笑もの。「何でこんなに元気なの?」と聞いてみたいが、デビュー当時から変わらない体型を見ると、陰で相当なケアをしているのかもしれないと思える。とにかく爽やかに(?)笑いたい方におススメのCDとDVDなんである。
ところで柳沢慎吾の本職って役者なのか、お笑いなのか、どちらなんだろう?
えっえっ・・・あの柳沢慎吾ですか?彼が野球をやってたのは知りませんでした。僕も三年間やっていましたから。県大会では優勝したんですよ。これからは違った目でみます。
by ばん (2008-07-22 02:41)
柳沢慎吾はよく高校野球のネタを以前からやってましたけど、ばんさんも野球をなさっていたとは知りませんでした。文化系だと思っていましたよ。
by 丹下段平 (2008-07-22 06:49)