「エクトプラズム 怨霊の棲む家」 [映画(2010)]
エクトプラズムとは“霊媒の体から放出される正体不明の粘性物質のこと”なんだそうな。何となく知っていたけど煙みたいなものかと思ってた。とにかく何だか訳分からないモノが口からモモモと出てきちゃうんだね、これが。キモイね。
エクトプラズムを何となく知っていたのは、子供の頃夏休みに観た怪奇特集のテレビ番組のお陰。折しも『エクソシスト』の大ヒットもあって、テレビも怖がらせる番組が多かった。心霊写真、河童のミイラ、髪が伸びる人形、ミステリースポットなんかに交じってエクトプラズムも紹介されたような記憶がある。
さて、この『エクトプラズム 怨霊の棲む家』なのだが、実話の映画化らしい。冒頭にそんな一文が出るので脅しとしては効果的である。内容的にはそんな斬新なものはないし、家に取付いた怨霊に悩まされるのは古典的なパターンではあるが、何しろ実話らしいので説得力がある。末期がんの息子(カイル・ガルナー)がいる家族(バージニア・マドセンら)が引っ越してきた家の地下室に開かずの間があって、そこが開いてみたら古い手術室のようなものが出てきた、なんてありきたりな設定ながら文句なく怖いし気味が悪い。
そんなありがちなパターンながら、これがデビュー作のピーター・コーンウェル監督が手堅く怖がらせてくれる。最近は『スペル』のように怖さに可笑しさが混じった恐怖映画が多くなっている気がするが、これは正攻法で真面目な作り。笑いもお色気も不在。怖がらせるだけではなく家族の再生というテーマも含んでおり、単なる娯楽作品よりはちょっと深い内容になっている。
まぁ、そうは言っても怖いもの好きの人じゃないと観ないよねぇ?
絵で落とすとは……流石!
by 漢 (2010-01-29 16:49)
苦し紛れに笑いをとりにいきました。
by 丹下段平 (2010-01-30 03:08)
設定ミスで此方が本来の引越し先です・・・今後とも御愛顧のほどを・・・
by artfuldodger (2010-01-30 15:05)
↑こんなんがモモモと出たら嬉しいのかな(笑)
実話の映画化というのは、興味そそられますね。
by 薔薇少女 (2010-01-30 20:31)
あら、エクトプラズム!
これはなかなか面白そうですね^^
by CORO (2010-01-30 22:52)
アートさん、新しいブログ楽しみです。
by 丹下段平 (2010-01-30 23:15)
薔薇少女さん、こんにちは。
多分嬉しいと思いますよ。どうせならこんな形で現れてほしいはずです!
by 丹下段平 (2010-01-30 23:17)
COROさん、こんにちは。
実はイラストは映画に忠実ではなく、本編では至って真面目な(?)エクトプラズムしか出てきません。
by 丹下段平 (2010-01-30 23:19)
なんか知ってる・・と思ったのですが、
「エコエコアザラク」の間違いのようです。
監督もなんか知ってると思いましたが
パトリシア コーンウェルと間違えていました。
ところで怖い思いをして末期がんの子は逆に助かったりしたんでしょうか
たったらいいのですが
by duke (2010-02-02 21:15)
『エコエコアザラク』に近いかも?
dukeさんはこの映画を観ないと思うのでそっと教えますけど、末期がんの子はdukeさんの希望通りの結果になりました。
by 丹下段平 (2010-02-03 00:03)