「ダイハード４．０」 [映画（2007）]
まぁ、なんっつうか…
不死身もたいがいにしろ！
ってくらいの並外れた不死身なんで、始めはハラハラして観ていたけど、途中から感覚が麻痺して何だか可笑しくなってきて、サスペンスなのにコメディなんじゃないかと思えてきて困った。とてつもなくハードな状況で骨の一本も折れないんだから、あんた実はサイボーグじゃないの、くらいの超人ぶり。しかも信じられないくらいに強い。だって、
丸腰でF-35ジェット戦闘機を撃墜してしまう！
のだから、もう何が来たって怖くない。
「矢でも鉄砲でも持ってきやがれ！」
なんて生易しいもんじゃない。
「原爆でも水爆でも持ってきやがれ！」
くらいの勢いである。
物話は、ブルース・ウィリス演じるマクレーン刑事が、全米を震撼させたサイバー・テロ組織（リーダー役にティモシー・オリファント）に立ち向かうというもの。今回はアナログ人間のマクレーン刑事対コンピュータを駆使して国家の転覆を狙うテロ組織という組み合わせが面白く、そのマクレーン刑事と行動を共にしなくてはならなくなったハッカー（ジャスティン・ロング）がいい味出している。さらにそこにマクレーンの娘（メアリー・エリザベス・ウィンステッド）がテロ組織に狙われたりと、面白いネタには事欠かない。またつるべ打ちのように振りかかる絶体絶命の危機を、超人的な活躍と運の良さで切り抜けていくので、観客に息つく暇も与えてくれない程のクライマックスの連続である。
この映画の魅力は、CGをかなり使ってはいるものの、基本的にはマクレーンを演じるブルース・ウィリスの体を張ったアクションであろう。やはり生身は強い。CGがいくら使われようとアナログ感が残っている。この人間臭さが観客の共感を呼び、マクレーンを応援しなくてはならない気持ちにさせてくれるのだと思う。ぜひ劇場でこの面白さを体験してほしい。
それにしても…
いっくら何でも強すぎるでしょう、あんた。
あはははは・・・・・・。
おもしろい記事でした。ブルース・ウィリスの不死身さには
びっくりですね。ジェイソン・ステイサムの強さもちょっとおかしかったけど、
いやはやブルースには絶対勝てませんねー。（＾＾）
by coco030705 (2007-07-18 23:47)
人気テレビシリーズ「２４」シーズン１はもともと、「ダイハード」を意識して作られたドラマだと思えます。が、そちらが大ヒット。今回の「4.0」はその「24」を意識して（目指して？ 真似て？）作られているようです。確かにお金はかかっているけど、お話は「24」の方がよくできていて「あれ？ ハリウッドってとうとうテレビにも負けてしまったのか・・・？」と感じたり。８０年代を知るものとしては淋しいなあ。
by アンソン (2007-07-19 06:35)
ココさん、ありがとうございます。
ブルース・ウィリス、滅茶苦茶強かったですよ。そうそう、記事には書きませんでしたが、よく考えたらスタミナも凄い。超人的な活躍の連発なのに疲れた顔せず次々にクリアしていくんですよ。
映画ですから、と言ったら実も蓋もない？
by 丹下段平 (2007-07-19 07:39)
アンソンさん、こんにちは。
『２４』を目指した、って話は初耳でした。そちらは観ていないので何とも言えませんが、今までとは監督も代わっているようですし、方向性も多少違ってきているのでしょうか。全部観るのに24時間もかからないのが利点かな？
by 丹下段平 (2007-07-19 07:46)
「4.0」の問題点は見始めて１時間くらいから退屈すること。「24」は一気に続けて見てしまい、ヘトヘトになるのに、やめられなくなるのが難点ですね。
by アンソン (2007-07-19 17:39)
はじめまして。
> 不死身もたいがいにしろ！
同感ですｗ
by (2007-07-22 03:38)
mejaさん、はじめまして。
この映画のブルース・ウィリスくらいタフな男になりたいものですが、何度もこんな目に遭うのも考えものですね。
by 丹下段平 (2007-07-22 10:22)
2でも～う充分の感が有るダイハード。4.0は流石に無茶が有りますね～。ま～ぁ00シリーズも或る意味超人的なのでこっれは、こっれでありかな～？っとは思いますっが。
by アートフル ドジャー (2007-07-23 08:24)
アートさん、実は記事には書きませんでしたけど、僕はこのシリーズを観るの『１』以来だったんですよ～。だから、結構新鮮でした。
しかし、あれから考えると超人振りが凄くアップしていたので驚きました。
まぁ、たまに観るのにはいいかな、って感じでしょうか。
by 丹下段平 (2007-07-24 00:36)