祝・こどもの日 記念企画 「長靴をはいた猫」 [映画-DVD]
よい子のみんなーっ、げんきかな? お父さん、お母さんのおてつだいをちゃんとしてるかなーっ?
きょうはとってもたのしいえいがをしょうかいしちゃうよ。『長靴(ながぐつ)をはいた猫(ねこ)』っていうアニメーションで、これはぼくがきみたちくらいの子どものときに、お母さんにつれて行ってもらって、うまれてはじめてみたえいがなんだよ。
ネコのペロがにんげんのピエールとなかよしになって、こまっているおひめさまをたすけるために大かつやくしちゃうんだ。とーってもおもしろいから、ぜったいみよーね。
ディーブイディーになってるから、お父さんやお母さんにおねだりしちゃおー。
じゃぁ、またらいねんあおうねー!
この作品は僕が物心ついてから始めて観た映画。当時新宿の追分にあった東映の封切館へ、母に連れて行ってもらったことを鮮明に覚えている。この頃の東映動画は世界の名作文学の映画化が多かったと記憶している。シャルル・ペローの原作を井上ひさしが脚本を手掛け、中原弓彦(小林信彦)がギャグ監修で加わり、後の日本のアニメーションを支えた人たちがスタッフとして集結して創り上げた傑作中の傑作。今、この作品を観直しても、その面白さは何ら色褪せることはない。スタッフの一員だった宮崎駿は後に自らの監督作品『ルパン三世カリオストロの城』で、この作品からかなり「いただいた」ことも分かる。
名作の誉れ高い作品なので、観ている人も多いとは思う。これを観ずして日本のアニメーションは語れない。もしもまだ観ていない人がいるなら一言
とーってもおもしろいから、ぜったいみよーね。
(あ、子供向けと同じになってしまった)
このヴァージョンは初めて見ます。
by アートフル ドジャー (2008-05-05 12:02)
アートさん、いつもありがとうございます。
アートさんが知っているのは『ながぐつ三銃士』か『長靴をはいた猫 80日間世界一周』のいずれかじゃないですか? どちらもこの作品の続編で、これが好評だったので、キャラクターのペロを他の原作に登場させたものになっていたと記憶しています。
今はどうだか分かりませんが、しばらくはペロは東映の顔としていろいろなところで使われていましたけど、最近はすっかり見かけなくなりましたね。
by 丹下段平 (2008-05-05 17:45)
(お久しぶりです。ビートルズ映画ネタ以来になりますが)
昔からのファンが「長ねこ」と略称するやつですね。
この頃の東映映画は、わけがあっていつもタダ見していました(http://baldhatter.txt-nifty.com/misc/2008/04/4_81f9.html)。
> ペロは東映の顔としていろいろなところで使われていました
1970 年代の後半に、東映が公式のファンクラブをスタートしたときもマスコットはペロでした。案内が来て即入会してしまったのは、内緒です。
by baldhatter (2008-05-06 09:36)
baldhatterさん、コメントありがとうございます。
タダで観られたとは羨ましい。ヤクザ映画もタダで観ていたのでしょうか?
baldhatterさんが東映の公式ファンクラブに入っていたことは、ここだけの秘密にしておきます。
by 丹下段平 (2008-05-06 10:29)