「彼岸島」 [映画(2010)]
実生活では絶対に嫌だけど、バーチャルな世界だったらたまには肝でも冷やしてみたい気分になるもの。ホラーでも観て、しばし日常生活から離れたい…
この『彼岸島』、日本映画ながら監督は韓国人のキム・テギュン。出演者も殆どが僕の知らない役者たち。原作の漫画も読んでいないので、全くどんなもんか予想できないミステリアスな存在となり、つい気になってしまい観ることにした。
高校生の宮本明(石黒英雄)は不良グループに追いかけられているところを青山冷(水川あさみ)に助けられる。彼女は明の失踪した兄(渡辺大)の居場所を知っているらしい。翌日、明が仲間たちといる時に冷と怪しげな男の姿を見かけ、後をついていくと失踪した女性が男に血を吸われている。その様子を見ていた明たちは吸血鬼に追われ、現れた冷とともに撃退する。冷は明に兄が吸血鬼たちと戦っている彼岸島に来るように告げる。翌朝、冷と明、そして仲間たちを乗せた船が彼岸島へ向かって走り出した…というのが物語の発端。
吸血鬼は出てくるものの、ホラーよりもアクション映画寄りの作品であった。無名の役者たちに、暗くザラッとした映像、安っぽいCGとB級映画の要素満載である。でも僕はB級映画は嫌いではないし、それなら徹底的に楽しませてくれれば満足である。この『彼岸島』は低予算作品で、役者も不器用だけど熱さだけは伝わってくる作品になっている。残念ながらもっと脚本が良ければ面白くなっただろうけど、一応最後まで飽きさせはしない。あれだけ前半に活躍の場を用意した明の仲間たちが、兄が出てきてからはすっかり影が薄くなってしまったのは実に勿体ない扱い。そんな荒さもB級映画の宿命なのだろうか。
ホントは本格的なホラーを観たかったんだけど、その点は残念。まぁ、いつでも観られるような気もするけどね。
昼帯「夏の秘密」で一緒だった「染谷夏子」が出てるんだって!
by 漢 (2010-01-19 12:13)
染谷夏子さんは羽のある空飛ぶ吸血鬼役で、迫力ありました。
by 丹下段平 (2010-01-19 19:10)
内容は知らないのですが、テーマソング(TVCMで流れてるやつ)が、8mmの曲のようで興味をもっていました。
by duke (2010-01-20 15:15)
韓国+日本の映画はこれから増えそうですね。
「サヨナライツカ」はどっちだろうと思ったら
韓国映画らしいですが。
by babu (2010-01-20 18:27)
dukeさん、こんにちは。
テーマソング、どんなでしたっけ? 観たのに覚えていませんねぇ…
by 丹下段平 (2010-01-21 08:08)
babuさん、こんにちは。
韓国の監督が日本で撮るケースはありますが、その逆は聞きませんね。それが映画界の現状ってことでしょうか。
by 丹下段平 (2010-01-21 08:09)
はっ 今8mmと書いていることに気づき・・
9mmです。9mm Parabellum Bullet 「命ノゼンマイ」
1mm増やしといてくださいm(_ _)m どうでもいいかー^^;
by duke (2010-01-21 12:44)
8mmでも9mmでも知らないことに変わりはありませんでした。
でも1mm増やして9mmで認識いたしました。
by 丹下段平 (2010-01-22 07:56)