「フローズン」 [映画(2010)]
悲惨だな~!
…って映画。
スキー場の停止してしまったリフトに取り残され、宙ぶらりんのまま極寒に耐えながら深夜を迎えねばならなくなった3人。折しも山の天候は吹雪となって、凍傷はおろか凍死の恐怖が迫る。そんな八方ふさがりな状況で、男2名(ケヴィン・ゼガーズ、ショーン・アシュモア)と女1名(エマ・ベル)はどんなサバイバルを見せるのか。
そんな内容だってことは予告編や劇場に置いてあったチラシを読んで、大よそ想像はついていた。リフトに取り残されて身動きもままならない主人公たち。こんな場所や人物の極めて制限される設定で、監督のアダム・グリーンはどのように工夫して観客を楽しませてくれるのか、に興味を持ち期待して劇場の椅子に座った。こんなに映画向きじゃなさそうな設定で観客を引っ張るのには、創り手の腕とセンス、そして知能にかかっている。
アダム・グリーン監督が上手いなと思ったのは、寒さに対する恐怖に加えて、もうひとつの恐怖を付け加えたこと。おそらくこれがなければあまりにも単調になってしまったことだろう。まぁ、そんなに展開の多い作品ではないので、これ以上書いてしまうとほとんど悟られてしまいそうなので止めておく。観終わっても恐怖から解放された爽快感はほとんどないのだが、異常な暑さの今年に寒い思いができるのは贅沢なことかもしれない。…なわけないか…。
へ~全然しりませんでしたこれ。
こういう監督の技量が光る映画って好きです^^
by もももんがが (2010-09-15 16:28)
へえ、この映画は初めて聞きました。こういう人物が限られた密室劇って手腕を問われますよね。
by なぎ猫 (2010-09-15 21:10)
>贅沢なことかもしれない
予告編を観て、公開時期を間違えているのではないかと思っていましたが、そこに狙いがあったのかもしれませんね。
本当に暑い夏でした・・・
by hash (2010-09-15 21:56)
もももんががさん、こんにちは。
僕もこんなタイプの映画は好きですが、成功するのは至難の技のような気がします。
by 丹下段平 (2010-09-17 00:33)
なぎ猫さん、こんにちは。
もしかしたら他地域での公開は終わっているかもしれません。
密室ではないのですが密室劇。観てないのですがヒッチコックの『救命艇』を思い出しました。
by 丹下段平 (2010-09-17 00:36)
hashさん、こんにちは。
ホント季節外れですよね。まぁ、こちらでピッタリのシーズンに公開されたら洒落にならないんですけど…
by 丹下段平 (2010-09-17 00:37)
影絵の様なイラスト素適ですね!!!
by 薔薇少女 (2010-09-18 15:15)
ありがとうございます!!!
by 丹下段平 (2010-09-19 11:37)